挨拶文
1948年に創業されたマレー株式会社は、軽包装資材の販売を中心として発展してまいりました。
1960年代からの社会経済の発展はめざましく、それにともない包装資材の種類は素材開発や製品開発、用途開発、そして顧客ニーズとともに大きく広がりました。また多くのお取引先さまにもご支援を賜り、今日の事業の基盤となっています。
そして今、成熟化社会の中の包装業界で活動する一企業として「企業の社会的な責任」に目を向けますと、「資源の3R(Reduce、Reuse、Recycle)に貢献できる包装資材」、「サステナブルな社会づくりに役立つ包装資材」等の商品開発をはじめ多くの課題に挑戦しなければなりません。
なお一層お取引先の皆様、そして広くは社会の期待にこたえられるように、全社一丸となり前進してまいりますので、今後ともご指導・ご鞭撻賜りますようお願い申し上げます。
マレー株式会社と「三方よし」の考え方
当社の販売の基本姿勢は創業者の出身地である滋賀県に関係しています。近江商人で有名な「三方よし」。創業時から今日のAI・ネットの時代に至るまで、「三方よし」(売り手よし・買い手よし・世間よし)を大切にし続け、今でも当社の基本姿勢であり続けています。
1.売手よし
「三方よし」。その基本を踏まえて、さらに発展させ、お客さまやユーザーさまの取引の満足度(customer satisfaction)を常に意識しつつ、日々営業活動に励んでいます。そしてこの「CS」を社員全員がより大切にしていくために、弊社オリジナル商品のブランド名も「CS」(印)を中心に展開してまいります。
2.買手よし
消費財を不特定多数の消費者の皆様にお届けするケースとは異なり、私どものような産業材・業務用品の販売においては、お客さまからの要望を基本としつつ、製造のみなさまの希望や重点販売製品、工程の混み具合、製品開発状況などを把握し、その状況に応じてお客さまに対応することが重要となります。また、上市された開発新製品をお客さまに紹介しその拡販の協力をすることも「買手よし」に通じます。つまり私どもはお客さま・ユーザーさまを取り持つ、よきコミュニケーター。そしてお客さま・メーカーさまとコミュニケーションをしっかりとるには、まず「よき人格」が基本となります。
そのことは、当社の経営理念の中に「各自の知識ならびに人格の高揚に努める」という文言で盛り込まれています。
3.世間よし
雇用をまもり、取引先・ユーザーさまとの取引を通じて貢献し、また、倹約をすすめて納税に努めてまいります。